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たった26分短縮に2600億円 九州新幹線・長崎「壮大なるムダ遣い」


九州新幹線・長崎ルートが着工されました。在来線の特急「白いかもめ」が1時間57分で走る長崎−福岡・博多間を、新幹線は26分短縮するんだそうです。なんと、この26分に2600億円を超える予算が投じられるんだそうです。さらに肥前山口−武雄間の在来線区間の複線化に120億円、これに新幹線ホームやJR線の立体交差化などの費用が加われば、3000億円を突破することは確実です。


そうなると、1分間短縮するのに230億円もの費用がかかることになりますから、まさに「壮大なムダ遣い」といえるのではないでしょうか。しかも実質的な時間短縮は「13分30秒」でしかないとの試算があります。「税金のムダ遣い」に限りなく近いのではないでしょうか。



長崎「新幹線」の建設中止を求める県民の会によると、長崎県や佐賀県、JR九州が説明する長崎−博多間の短縮時間「26分」について、長崎−博多間で短縮できる「26分」のうち、5分が新鳥栖(仮称、佐賀県)−博多間を走る九州新幹線(フル規格)での短縮であり、また、途中停車駅が「白いかもめ」の6駅から3駅に減ることでの時間短縮が7分30秒になるので、合計「12分30秒」はいまの「白いかもめ」でも短縮は可能なものである。つまり、新幹線の実質的な時間短縮効果は「13分30秒」しかないというものです。



JR九州によると、長崎ルートに導入される新幹線はフリーゲージトレインという在来線の狭い軌道を走ることのできる新しいタイプの新幹線で、古川康・佐賀県知事も「多くの鉄道ファンが見に来てくれるはず」と期待するほどの、長崎ルートの「目玉」ですが、これが「アキレス腱」にもなっています。



ひとつは安全性の問題。「在来線の1067ミリという狭軌の線路で、本当に新幹線並みのスピードを出すことができるのだろうか」(建設中止の県民の会・中里研哉事務局長)と疑う。そして、時間短縮効果の問題だ。長崎ルートは在来線の軌道を使うので、現在の長崎本線の特急「白いかもめ」も走ることができる。



ちなみに、運賃をみても特急「白いかもめ」を使った場合、長崎から博多へは片道2500円(4枚綴り乗車券)です。「若者の利用が多い」という高速バスは片道2000円(4枚綴り、所要時間は2時間強)。これが新幹線を使うと、片道5000円程度に跳ね上がると試算されます。 新幹線建設中止の県民の会・中里事務局長は、「新幹線のコースはトンネルと高架ばかり。観光のための新幹線というのに、これでは観光客もありがたくないでしょう」と、計画見直しを求めて声を嗄らす。




受け入れた自治体側にも、「国策でついた2600億円が地域に投下されるので、長崎、佐賀の両県にとってはわずかな予算で地元が潤うという目算がある。どの自治体も予算不足なので、国の予算で仕事がまわってくるのであれば、そうしたいという思いは強い」(中里事務局長)とみている。


(引用:ライブドアニュース)